第3回 延岡・日向ブロック研修は、これまでのブロック研修会のアンケート結果より聴講希望の高かった高次脳機能障害について「高次脳機能障害支援〜医療から福祉へ・つなぐ〜」というテーマで令和5年2月3日(金)19時よりオンラインで開催しました。今回の講師は、宮崎県身体障害者相談センターで高次脳障がい支援コーディネーターをされている黒木和代先生に行って頂きました。研修会当日は、他ブロックの先生方の参加も多数あり、15名の参加者と高次脳機能障害支援について理解を深めました。
講義内容としては、「1,高次脳機能障害支援における連携・つなぐ」「2,高次脳機能障害回復過程への考え方」の2つを中心にご講義いただき、事例も交えてご講義いただき大変分かりやすく有意義な時間となりました。特に病院と支援機関との連携では、本人様やご家族の方が動かれて支援機関に依頼に来られるとの現状に、積極的な情報共有・発信を行っていかなければならないと感じました。また回復過程の考え方では、本人の障がいへの気づきは、階層性がある事を図説で分かりやすくご講義頂きました。
研修後のアンケートでは、90%以上の先生方に満足との回答をいただき、今後の支援への気づきの機会になったのではないかと感じました。
以下に研修会の感想をご紹介します。
・貴重な勉強会に他ブロックから参加させて頂きありがとうございました。宮崎県での高次脳機能障害について、患者さんの置かれた状況、環境がよく理解できました。
・貴重なお話ありがとうございました。入院中もですが、退院後についても困ったりする事がこれまでありましたので、これからは困ったりしたらまずはセンターの方へ相談させて頂こうと思いました。またこれからも高次脳機能障害について引き続き勉強しないと自分は足りないなと感じました。
今回の研修を通して、普段の臨床場面ではなかなか気づにくい部分を知るきっかけとなり、病院から退院した後の支援を考えていく必要性を改めて感じる事ができました。今後も参加しやすいブロック研修、臨床の参考になるブロック研修が行えるようブロック員一同、企画運営に努めて参りますので、次回の延岡・日向ブロック研修会へのご参加お待ちしております。
延岡・日向ブロック
ブロック員 大崎 光