全国には大学・短大・専門学校など、169校の養成校があります(日本作業療法士協会、平成19年5月1日現在)。
受験科目は養成校によって異なりますが、面接が試験に取り入れられていることが多いようです。養成校では最低3年以上、作業療法学のほか、運動学・生理学・解剖学など医療知識・技術を講義や実習を通じて学びます。
また、精神医学や臨床心理学なども多くの時間をかけて学びます(身体障害分野に就職したとしても、患者さんの心のケアは重要ですので、これらの学習が活かせます)。
在学中には、病院や施設に出向き、臨床実習を受ける必要があります。実際に患者さんと接することにより教科書では学べないことを習得できます。
一概には言えませんが、作業療法士になる為のカリキュラムは一般的な学校にくらべ、過密かもしれません。
養成校のカリキュラムが終了すると国家試験の受験資格を与えられます。そして合格すれば、晴れて作業療法士になれるのです。