宮崎県作業療法士会
会長 津輪元 修一
皆様こんにちは。
2年以上続いておりますコロナウィルスによる様々な制限の中を、皆様それぞれの想いでお過ごしになってこられてきたと思います。まだまだ予断を許さない状況とは言え、最近少しずつその制限が緩和されてきました。完全に以前の状況に戻るということはないかもしれませんが、新しい基準の中で、活発な社会活動が行われるようになることを期待しております。ただ、昨今の日本や世界には、コロナ以外にも本当に多くの課題が山積しています。多くの争いや人権の問題、自然災害、経済の問題、格差の問題・・。これらの課題が一日でも早く解決され、不安のない安定した社会が実現されることを心より願っております。
リハビリテーション専門職のひとつである作業療法(OT)は、対象となる方の「生活を支える」ということを大きな理念としています。病院、施設、地域などのフィールドで、身体障害、精神障害、老年期障害、発達障害といった問題を抱えた方やご家族が暮らしやすい生活をおくれるようお手伝いをしています。病気やケガによる機能的な課題の解決だけでなく、補助的な機器の提案や、生活しやすい環境調整の提案など、生活全体を包括的に支えていく仕事です。
また、近年国が取り組みを進めている「地域包括ケア」という考え方に沿って、地域の介護予防事業や災害時の生活再建支援など、社会貢献についても取り組むようになっています。生活の色々な場面で対象者の皆様に寄り添い、その人の「生き方」そのものを支えられるよう日々取り組んでおります。
宮崎県内には、600名を超える作業療法士がおります。皆様の生活の中で作業療法士を目にされることもあると思います。私たちの活動に興味をお持ちいただけた方は、ぜひこのHPの内容もご確認いただければ幸いです。
最後になりましたが、皆様の毎日が幸多き日々となりますことを心よりお祈り申し上げます。