8月19日(日)に財光寺包括支援センターにて「現」助言者向け研修会(県北)が開催されました。
今回の研修は、各市町村にて実施されている地域ケア会議に助言者または今後助言者として参加を予定されている先生方を対象に開催され、32名の先生に参加していただきました。
内容として、午前中は金子茂稔先生(株式会社 未来図labo)より「OTは地域ケア会議で何を求められているのか?」をテーマに講義していただきました。
講義では、なぜ自立支援会議が必要とされているのかまたmicroからmacroでのアプローチをしていかないとこれからの高齢者社会を支えていけない現状や地域の実情に合った総合的な戦略、人と人の繋がり方やその仕組みをデザインするコミュニティーデザインが必要である事についてお話していただきました。
また事例を通し、アドバイスさせていただく上での重要項目についての確認やサービスを利用されている方への効果の出るリハ量(運動量)が足りていない現状についてのお話もしていただきました。
午後からの有村正弘先生(活きがい発電所)の講義では、実際の市町村のケースを通しての個別ワーク・グループワークを行っていただき、助言内容についてのフィードバックを行っていただきました。助言する際のポイントとして優先順位をたてて3つまでに絞って助言させていただく事や明日から出来る事を考えての助言方法等ディスカッションさせていただく事で新たな気づきを得る事ができました。
現在、県北地区ではほとんどの市町村でケア会議が開催されております。
各市町村の社会資源を活かした助言等色々と悩む事もありますが、その地域での特色を活かし利用者様の生活を支えられる助言を行えるように今後も研修会等を企画また会議にご参加していただいている先生方と話し合いながら、県北より宮崎県を今以上に笑顔あふれる元気な県にしていけるようにしていきたいと思います。
尚、9月15日(土)には都城市(都城医療センター)にて2回目の研修が開催されます。
講師の先生やケア会議に参加されている先生より色々な情報を得る絶好の機会です。
奮ってご参加の程よろしくお願い致します。
最後になりましたが、講師の有村先生、金子先生、当日運営にご協力いただいた先生方、研修会にご参加していただいた先生方、お忙しい中本当にありがとうございました。
県北地域包括ケアシステム推進部(佐野・一瀬・前田・戸髙)